空豆さん闘病記(その10)

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9月14日(水)、お世話になった救急病院へ、担当の先生のお時間をいただいて訪問しました。(前回から続いています)

もう亡くなっているとはいえ、空豆さんが結局どういう病気だったのか、何かわかればと思いまして。

空豆さんは、全身麻酔をするような検査を2回行っています。

1回目は8月15日、CTスキャンと、内視鏡での胃〜十二指腸の組織を取っての検査。さらには同じ組織を使っての遺伝子検査。
2回目は9月1日、肩の骨からの骨髄検査。

で、後者の骨髄検査の結果が出たのが12日だったという。

一連の検査結果なのですが、ざっくり言うと

  • エコーやCTスキャン:肝臓腎臓まわりのリンパ腫が疑われる
  • 内視鏡からの組織検査:十二指腸に炎症はあるけどリンパ腫を疑う発見点はない
  • 遺伝子検査:リンパ腫を疑う結果ではない
  • 骨髄検査:骨髄細胞がほとんどなくなっている。特発性再生不良性貧血の可能性がある

急に「再生不良性貧血」って何だ、という話なんですけれど、説明を伺うと、骨髄の中の血を作る細胞が、自分の免疫に攻撃され、血が再生できなくなって貧血になってしまう病気だそうで。

日本では指定難病で、医療費助成の対象になっていたりします(人間の話ですけど)。

「特発性」というのは、原因がはっきりしないということなので、原因もわからないし、治療も難しい、そんな病気なのです。

病気の解説は「難病医学研究財団/難病情報センター」[nanbyou.or.jp]が詳しいです(あくまで人間の話です)。

B)治療法の種類
治療法としては、1.免疫抑制療法、2.骨髄移植、3.蛋白同化ステロイド療法、4.支持療法があります。特発性でも二次性でも、いったん発症すると治療は同じです。

免疫抑制療法とは、造血幹細胞を傷害しているリンパ球を抑えて造血を回復させる治療法です。

再生不良性貧血(指定難病60)

9月3日の最後の退院の時に渡されたお薬は、免疫抑制剤だったので、方向性としては正しかったということになりますね。

担当の先生は、もし、早期に直接肝臓や腎臓の組織を取って検査できていれば、同じく骨髄を取って検査していれば、もっと早く免疫抑制療法に行けたかも知れない、と悔やんでくださいました。

飼い主としては、もうそこにあまりこだわりはなくて、難病指定されるような珍しい病気になってた可能性があるんだ、ということだけで充分なのです。組織を取る検査で血が止まらなくなるリスクについては毎回説明を受けていましたし、最初から難病を想定しろってのも無理な話ですし。

一方で、抗がん剤を打つことで腹水や黄疸が一気に改善したりみたいなこともありましたし、「特発性再生不良性貧血」だけじゃない別の病気も混ざってたとか、リンパ腫も含め何か他の要素が原因になっていたりしたのかも知れないです。

そんなことより、担当の先生には3つの感謝を伝えたくて。

  • 最初から、わからないことはわからないと言ってくださったこと。プロフェッショナルの対応をしてくださったおかげで、無駄な楽観も、過度な悲観もせずに済みました。
  • 3度目の入院からの退院を決めて、家で過ごす時間を作ってくださったこと。短くても空豆さんと向き合う時間を持つことができました。
  • 空豆さんの最期の瞬間に立ち会わせてくれたこと。そして、空豆さんのために泣いてくださったこと。

ほんと、いいお医者さんだと思います。

とはいえ、いつまで空豆さんの思い出話をしていてもしょうがないので、それよりも、いま大変な子たちのお世話を頑張ってくださいと伝えて失礼します。

空豆さん、ほんとに愛されてたねえ。

行儀が良くないよ、空豆さん

ここでいったん空豆さんの話はおしまいです。空豆さんのことを気にかけて、ここまで読んでいただいた方には心から感謝を申し上げます。

悲しみを垂れ流したいわけでは、ないのです。悲しいけど。

きょうと同じ1日が明日も続くとなんとなく思っているけど、実はそうでもなくて。

誰も悪くないのに、急に大切な何かが失われる、という出来事が目の前にあって、それをただ書いてみました。

そんな現実の中で、大事なものをちゃんと大事にできるよう、努力して生きていきたい、と考えてます。

みなさんもご自身やご家族、そして愛犬を大事にお過ごしください。


書きかけの記事がまだあるのと、ビーグルがらみの話題があれば何か書きます。TwitterとかInstagramとかでつながっていただける方はよろしくお願いします。みなさんの投稿も楽しみです。

空豆さん闘病記(その10)
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