空豆さん闘病記(その1)

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はじめに。

この文章を書いている時点で、空豆さんは亡くなっています。
なので、ここから出てくるのは、犬の痛々しい姿であったり、飼い主の悩みや迷いだったりします。
そういうものに触れたくない方は読まないでください。

ある犬と、飼い主との関係を10年間記録し続けてきて、その中で、どんな形にせよ空豆さんのことを気にかけて、かまってくれた方には、最期のことを伝えておきたいと考えていて、なので、書きます。


8月25日(木)の夕方にやっと退院した空豆さん。闘病生活が続きます。(前回の話から続きます)

朝晩で、合計5-6種類の薬が出ています。いままでもずっと、肝臓の薬と、かゆみ止めを飲んでいたんですが、フードに紛れさせたりすれば気づかずに飲んじゃうし、チーズにくるんだりすれば大喜びで食べに来たものなのです。が、今回はチーズを使っても飲むのを嫌がる。いきなり秘密兵器を封じられてピンチ。

とはいえ、錠剤をチーズにくるんで口元に持っていくと、イヤイヤながら口は開けてくれる。その隙に、チーズコーティングされた薬を舌の奥の方に入れて、アゴを上げて飲み込まざるを得ない姿勢にする。結果、飲み込む。なんか無理矢理感があってイヤだけど、もうそんなことは言っていられない。

翌26日(金)朝、足元は時々もつれながらもお散歩には行きたがる空豆さん。

お散歩空豆さん

その日の昼間、在宅勤務中、なんか机が揺れるなあと思ってのぞき込むと、机の脚に巻いてあるロープを噛んでグイグイやってる。

ロープを引っ張る

なんかまたパピーの頃に戻ったよう。懐かしいねえ。

寝る空豆さん

で、定位置で寝ます。痩せたなあ、空豆さん。

ご機嫌空豆さん
翌朝も散歩に行きたがる空豆さん。この日はごきげんで、以前は30-40分ほどで歩いていた朝の定番コースを、1時間くらいかけて歩きました。
通院

27日(土)夕方、経過のチェックのために通院。状況はあまり変わらず、退院時に6.1kgだった体重が5.75kgに。

1日の変動の範囲内じゃない?と思ったものの、先生によると毎日400kcalを目指して食べさせてくださいと。血液や血管を回復させて、次の抗がん剤を打ったり、次の検査をできるようにするために、増量させて欲しいという話。

暑い時期ぐだぐだ過ごすせいか、空豆さんは夏場は同じ量を食べてても太るんです。この一連の闘病の最初の頃、7月半ばは7.5kgで太り始めの状態でした。それを、いつもの1.2倍くらいは食べさせろと言う。

いや、食べて欲しいんです。食べて欲しいけど、空豆さん自身が食欲120%というほどでもない状態なんだけどなあ、と思いつつ、理屈は理解できるので、頑張ります。

(続きます。)

空豆さん闘病記(その1)
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コメント

  1. なお より:

    お悔やみ申し上げます。
    退院後が気になっていました。せたびぃさんの悲しみはいかばかりかと察しますが今は痛みも苦しみもない世界で見守ってくれているはずです。せたびぃさんも少し心を休めてくださいね。空ちゃん、たくさんの癒しをありがとう!

    • 管理人 より:

      >なおさん
      おくやみの言葉ありがとうございます。気にしていただけて空豆さんも幸せです。
      過去記事を自分で振りかえりながら懐かしんでいます。